今までは認知行動療法と呼ばれる、意識的に行動を改善する(食いしばっているなと気付いたらすぐやめるなど)方法が主流でしたが、この認知行動療法だけでは改善する方と改善しない方のバラつきが非常に多かったため、あまり効果的な治療法とは言えませんでした。
そのため当院ではボトックスを行い、意図的に歯ぎしり・食いしばり(噛み締め)を食い止めながら、認知行動療法で行動しようとしている自分を抑制することで、改善するという治療法を選択しています。
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスなどが原因の「悪習慣」です。潜在的な意識を改善しない限り、ボトックスやマウスピースに頼っていかなければならなくなります。ボトックスと認知行動療法の併用で、「歯ぎしり・食いしばりをしない」ようにしていくのが治療の本質となります。